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りんりんポタリングフォト
「NHK朝の連続ドラマの舞台 久慈~宮古 【2日目 岩泉編】」




2013年7月14日(日) ミニベロBD-1(折りたたみ自転車)

コース:国民宿舎くろさき荘 〜 北山崎 〜 弁天崎 〜 田野畑 〜 島越 〜 鵜の巣断崖 〜 小本 〜 龍泉洞 〜 岩泉(民宿新田)
全体図 ※拡大はクリック
全体図
走行ルート図
走行ルート図
走行距離と標高図
走行距離と標高図



     







 昨夜、夕食を19時に食べて満腹になりすぎた後、うつらうつらと寝たような寝ていないような状況を繰り返して、結局5時に起床。
 まずは身近にある黒崎灯台を散策し、続いて黒崎展望台へと足を伸ばした。どちらもなかなかの絶景で、今日訪れる予定の北山崎や鵜ノ巣断崖の期待が高まる。
 
 下の写真にマウスを重ねると黒崎灯台からの眺望に切り替わります。
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 こちらは黒崎展望台からの眺望で、マウスを重ねるとアンモ浦展望台からの眺望になります。
 ハテ、国民宿舎くろさき荘に宿泊された方のどれくらいがこのうちの1つにでも足を伸ばし、さらに3つとも見られた方はどれくらいになるのでしょう。
 見た方がいいよ、絶対!!
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 くろさき荘をチェックアウト後、近傍にある北山崎も観光!
 あっぱれな雄大な自然を満喫し、本日のメインイベントの鵜ノ巣断崖と龍泉洞を目指します。
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 ところどころ現れるダウンヒルとアップヒル。。。
 上ったと思いきや、すぐに下がってしまう。もったいない。
 累積標高はグイグイ加算されるものの、一番高いところの標高でも200メートル前後しかかせいでおらず、疲労感の割りには高台にいることはないのがリアス式海岸である三陸海岸の特徴。
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 それでも楽しくてたまらないのは、谷に相当する部分でガバッと拡がる絶壁、絶景。
 前述のとおり、左手に海を見る南下コースでは、走行しながらでも
 眼下に広がる絶壁がチラ見でき、思わず停車を繰り返してしまう。すごい!
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 2011年の3.11の被害もあちらこちらに残っています。生活を維持するための車道⇒歩道の順で復旧を優先させたのでしょうか。車道の走行には支障がないように復旧が完了していても、堤防や漁港は手つかずのままのところがあったり、重機が入って現在進行形で修繕が加えられているような状況です。
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 歩道の柵は、このとおり津波でなぎ倒されたままの箇所もありました。ロープこそはってあるので、危険であることはうかがえるので近寄るようなことはしませんが、2年が経った今も、修繕はまだ先のことになるようです。
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 白亜紀の化石産地として1966年に岩手県の天然記念物に指定されたひらなめ海岸です。この地形が海面からでているということは、リアス式海岸の三陸海岸の中にあって、隆起があったことを伺わせます。
 ネットで調べてみると、リアス式海岸になるのは、山地が沈降した場合だけではないということでした。あくまでも山地が海の水に埋没してしまったということが事実ですので、では、どういうことかというと。。。
 南極などの氷が溶けて、海面上昇があった、ということです。約200メートルの海面上昇です。海面が上昇して水に沈んだということで、沈水海岸と呼ぶそうです。海水に沈んだ総称として、「沈水海岸」といい、その沈水海岸の中でも、特に山自体が沈んだ海岸を「沈降海岸」という。なるほど、と。沈降海岸は沈水海岸の1つの形態ということですね。
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 カルボナード島越駅舎跡。
 カルボナードは駅の愛称。宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の舞台の一つであるカルボナード火山島に由来する。
 この駅で津波に耐えたのは、駅舎内から高架橋のホームへの昇降用コンクリート階段だけだったようです。その階段を震災の記憶として宮沢賢治の石碑と共に保存することにした、という看板が掲げられていました。
 マウスを重ねると、復旧工事の周辺地域状況が確認できます。
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 津波を受けた田野畑村の復興に向けた計画図です。
 フーハーッ、フーハーッと言いつつ、息を切らして上りきったと思った矢先にこのような造成地が出現しました。
 津波被害に特化すれば、安全な地域であることは間違いないことでしょう。ただこんなに高所にあって、本当に住民の行動パターンに沿った町づくりができるのか、今後の名案の策定が求められることになりそうです。
 
 ハードウェアを作るのが得意な方はたくさんいて、作りっぱなしにすることはあっても、その後のソフト面での運用を考える方が少なくて、気がつくと後悔先にたたず、という状態に陥っているのが、日本人です。
 そんな反省ができていれば、きちんと初期案の悪いところをしっかりと見極め、その欠点をフィードバックする形で改良案を作るべきというのが、私の考え。最初はベストに思えた高所への避難よりも、もしかしたら次点の案にちょっくら手を加えた案の方が本当のベストな解になるかもしれない、ということは良くあります。。。
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 鵜ノ巣断崖に到着。
 小学校や中学校、高校などの社会科に付属した地図帳では見慣れた景色ですが、実物としては今までにみたことがない地形です。
 モッコリ、モッコリとした地形がそのまま海に落ち込む様が連続しているところが、見慣れない者にとってはとても新鮮に感じます。
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 おおーっ、待ちに待った爽快ダウンヒル。
 2Kmも連続する10%の下りです。よっぽどすごい下りなのか、3箇所も待避所、つまりブレーキが効かなくなった車両が斜面に突っ込んで停車するための構造部分が用意されていました。
 下るぞーっ!!
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 初日の反省を踏まえ、チャンスがあるときに昼食を摂ることにしました。
 今回のルーティング設計では、宿泊所は観光明媚なところでもある比較的高所の宿を予約しているので、1泊2食まではきっちりと確保できています。
 しかし昼食となると、原則、街中でいきあたりばったりに出会うお店から選ぶことを計画していました。ところが行き当たりばったりを実行する際に、肝心の「街の機能」が津波で消失してしまっているため、「お店」がほとんど存在せず、昼食を提供してくれる場所がなかったのです。
 ラーメン屋さんを街中で見つければ、それは買い!迷うことなく頂くことにしましょう。
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 日本の三大鍾乳洞と言えば、山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞、そしてここ岩手県の龍泉洞でしょう。
 赤や青のLEDに照らされた鍾乳石が刻一刻とその色を変える姿は、過去に見てきた鍾乳洞とは一線を画すものでしたが、今どきの鍾乳洞はいずこもこのような演出をしているのでしょうか?
 万人受けするキレイさがあるな、とは思う反面、本来の鍾乳石が形作るストローの形や神秘的な滑らかさなどが、人工的な色に着色されてしまってそちらに目を奪われてしまう為、個人的にはあまり嬉しい見せ方ではありませんでした。
 ま、万人受けすりゃぁいいか。。。
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 本日のお宿は民宿 新田さんです。
 龍泉洞の街にもたくさんのホテルがありますが、たっぷりのおかずと土地のものを安価に食べたいな、ということで民宿を選びました。
 若干、予約がとおっていなかったりしたことで戸惑いはありましたが、女将さんはきっちりと立派な夕飯をこさえてくれましたので、やっぱり旅の中に1泊は民宿も織り交ぜておきたいところです。
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【本日の標語】
 
 
【本日のおやつ】
 1.昼食 ラーメン餃子 700円 
 2.道の駅いわいずみ 短角牛 串 250円
 3.しらかばコースター 100円
 4.龍泉洞 1,000円
 5.国民宿舎 くろさき荘 8,200円(ビール付)
 
【おみやげ】
 なし
 
国民宿舎くろさき荘を    8:47出発
龍泉洞のある街、民宿新田に17:40到着
本日の走行距離:     63.99Km
本日の平均速度:     −Km/h
本日の走行時間:     −時間−−分−−秒
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