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みそだれが香ばしい素朴な「五平餅」
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駄菓子屋さんでも売っていた五平餅です。駄菓子屋さんといえば、薄暗い小さなお店で、こまごまとした空間に謎の食べ物が所せましと置いてあり、店の奥にはおばちゃんが座っていたものです。店の奥にはひらべったいガラスのショーケースがあったりしましたが、何が入っていたのか覚えていません。またおばちゃんの近くには、赤いふたの透明なプラスチックケースが3つほど並んでおり、串刺しの醤油だれのげそや、せんべいが入っていました。でも当時の私の財力ではチロルチョコレートを買うくらいが関の山でした。
懐かしの良き日々ってやつですね。そんな思いにふけりながら、すりつぶしたご飯をじっくりと焼き、みそだれをぬった五平餅を味わってみましょう。
五平餅 わりばし4串分の基本的な材料
用意しておきたい器具
Let’s start!
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作り方 |
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1 |
【ご飯をすりつぶす※1】 米を普通に炊き、小麦粉と塩少々を加えて、粘りがでる程度に6〜7分つきくらいにすりつぶします。すりつぶしすぎるとべちゃべちゃになってしまいます。
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2 |
【生地を作ります】 サランラップにご飯の4分の1量をとり、割りばしを真ん中に押し込みご飯で包み込むようにします。割りばしに巻く場合はごはんが温かいうちに割りばしを包み込み、あら熱をとります※2。もしだんごのようにするなら、だんごにしておき冷えてから串刺しします。
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3 |
【ナッツをすりつぶす】 ごはんを冷やしている間に、すり鉢でナッツをすりつぶし、なめらかにしておきます。
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4 |
【ごまを半ずりにする】 ナッツにごまを加え、ごまのつぶが目立たなくなるくらいの半ずりにします。
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5 |
【つけだれを仕上げる】 醤油、みそ、砂糖、みりんを加えて良くすりあわせます。
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6 |
【生地をあたためる】 焼き網は十分に熱しておき、表面にさっと油を塗ってから、生地となるごはんを全体がきつね色になるように、弱火でゆっくりとあぶります。
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7 |
【焼き上げる】 はけで生地の片面に盛りつけるようにたれをぬり、こうばしい香りがたつ程度に焼き目をつけます。
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8
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【できあがり】 皿に盛ればできあがりです。
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ここでの「こつ」
※1 【ご飯をすりつぶす】
ご飯をすりつぶしたり、割りばしに巻き付けるときには、サランラップをつかうと手がべちゃつかずにすみます。
※2 【あら熱をとります】
温かいうちに生地を動かすと、ばらけてしまいます。十分にあら熱をとり、しっかりしてから焼くようにします。