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直火で焼いてこそ「叉焼(チャーシュー)」
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ラーメンに入っている肉の多くは煮豚であり、厳密には焼いて作る叉焼(チャーシュー)ではありません。そこで当サイトでは、前々からチャーシューを作ることを前提に、あくまでも「煮豚」は煮豚として表記してきました。やっぱりチャーシューは、焼いて作らないとネ。
ところで今回参考にさせてもらった文献ですが、主に赤坂離宮
総料理長の譚 彦彬(たん
ひこあき)さんのものでした。「脂は落として旨みは残す」というモノです。 o(^o^)o とっても期待できます。 ライトアップされた叉焼が放つ、光り輝く照りは、肉の王様とでも言いたくなるような、精悍な風格と威厳を備えています。 ←たった一切れの肉にここまで言えるモノか? ヽ(^。^)丿
叉焼(チャーシュー)の基本的な材料
Let’s start!
ここでの「こつ」
※1 【すりゴマor練りゴマ】
芝麻醤(チーマージャン/ジーマージャン)が用意できれば、そちらがお勧めです。その場合、ごま油は入れなくても構いません。
※2 【欲張って厚くする】
「生焼けだったとしても、電子レンジでチンすればいいや」 などということはありません。電子レンジでチンすると、肉汁がドット流れ出てしまうだけでなく、肉も縮んでしまい、固い叉焼になってしまうのです。 (>_<)ヽ
肉が変形していて、2cmの厚みを超える部分ができるような場合は、その膨らんでいる部分をスライスして、2cmを超える部分がないようにすることを強くお勧めします。
※3 【タレに40分間漬け込み】
タレに漬け込むと、味がしみ込むものの、肉が固くなってしまうという欠点もあります。そういうわけですから、漬け込み時間は長ければ長いほど良いというものではありません。適切な時間を守りましょう。
※4 【肉汁を閉じこめるため、まず強火】
火力が弱いと、肉の焼き上がりが固くなってしまいます。強火でガンといきましょう。もしガスコンロのグリルが使えないというような場合は、オーブンを最高温度で余熱しておき、焼くようにします。
※5 【ガスコンロのグリルで焼きます】
ガスコンロのグリルの力をあなどってはいけません。電気オーブンが250℃オーバーになるまで、かなりの時間を要するのに対し、ガスコンロのグリルは、わずか数十秒で250℃オーバーに達します。この急激な温度上昇が、豚肉の肉汁を内部に閉じこめる働きをするのです。
※6 【中火にして5分焼きます】
豚肉の中までは、なかなか火がとおりにくいモノです。かといって、生焼けだった場合に、電子レンジでチンすることだけは避けたいものです。そこで、中火にして5分間おくことで、じっくりと内部まで熱が伝わるようにします。
参考文献
・NHK男の食彩2001年10月1日発行 編集
日本放送協会・日本放送出版協会 味の手作り工房67 叉焼
・村田 吉弘と譚 彦彬が語る炎と料理さんの譚彦彬の技とレシピ『叉焼(チャーシュー)』
・ラーメン自作マニア集まれ!さんのラーメンの作り方情報満載