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大豆とにがりだけで作る「豆腐」

 NHKの朝連ドラ「ふたりっ子」では、職人気質のお父ちゃんが豆腐職人でした。お母ちゃんの作った豆腐はお父ちゃんの豆腐にはかなわなかったようです。やはりプロの道は険しそうですね。ところで全然話題が異なりますが、「ふたりっ子」にでていた、オーロラ輝子こと河合美智子さんとサイン会で握手をしました。かわいい方ですよね。


豆腐(市販サイズ1丁分強)の基本的な材料

大豆2カップ (360cc) にがり※2大さじ1
※参考情報
  ・にがりの手作りのレシピはこちら

用意しておきたい器具

豆乳を絞る袋 ボール 温度計
豆腐を形成するときに濾過するガーゼ
お玉 豆腐を形成する型    

Let’s start!

作り方  
【準備】

 豆腐を作る前日の夜に大豆を洗い、大豆の体積に対して2倍強の水につけておきます。

 豆乳を絞る袋(袋になっていなくても絞れればよい)をボールにセットして、天然ニガリを1カップの水に溶かしておきます。
【大豆をつぶす】

 ミキサーでつぶすことができる量ずつ、1の大豆と水をミキサーに分けて入れ、大豆を細かくつぶします。ミキサーが空転して均一につぶせないようであれば、水を加えます。できたものを生呉(なまご)といいます。

【大豆を煮る】

 つぶした大豆を大きな鍋に入れ、3の生呉と同量程度の水を加えて、かき混ぜながら加熱します。火がとおると一気にあふれてくるので、一度火を止め、おちついてから弱火で10分間加熱後、火からおろします。

【豆乳を絞る】

 ゆで汁を2で用意した袋に流し入れて、絞ります※1。写真右側の液体分が豆乳、左側の固形分がおからです。

【にがりで固める】

 豆乳をかき混ぜながら弱火にかけ、75〜80度になったら火からおろし、2で用意したニガリをゆっくりと全体に振りかけます。ニガリが豆乳と均一に混ざるように、ゆっくりと豆乳を移動させます。全体的に沈殿物ができて透き通った上澄みができるようであれば、ニガリを加えるのを中止し、15分待ちます。

【脱水する】

 水分を逃がすことができるように穴が開いた型に濾過用のガーゼをぬらしてセットして隙間ができないようにぴっちりと貼り付けます。ここに7の沈殿物を入れます。

 200gくらいの重石を載せ、余計な水分を絞り出します。(15分位)
【できあがり】

 水をはった容器に1時間くらい浮かべ、余分なニガリを取り除けば豆腐のできあがりです。

ここでの「こつ」

※1 【一気にあふれてくる
 大豆に含まれるサポニンという成分のためにこの泡立ちが起こります。サポニンは、「植物界で分布する配糖体で、糖以外の物質が多環式化合物である化合物の総称(さとの雪さんより引用)」であり、ある種のサポニンには中性脂肪を減らす効用があるかと、便秘に効くとかいわれているものがあります。
 業者さんの場合、この泡立ちを防ぐために消泡材を使いますが、手作りで消泡材は使いたくありませんよね。それで調べてみましたら、食用油を数滴垂らすと泡立ちが抑えられるとの紹介がありました。これは使えるかも…。 (。・_・。) ノ

※2 【絞ります】
 熱いのでやけどに注意します。冷めても、再加熱すればすむことなので、ある程度冷めてから絞っても良いでしょう。

※3 【にがり】
 東京/大阪近辺の方なら「東急ハンズ」とかにあります。私はいつも渋谷の東急ハンズで買っています。10g×15個入りで300円くらいです。あと、自分のところで豆腐を作っている豆腐屋
さんを電話帳で調べて、にがりを分けてもらうという手もあるらしいです。にがりは海水から塩作りをした副産物としてとりだすこともできます。この場合、塩化マグネシウム(MgCl2)が5、硫酸マグネシウム(MgSO4)が3、硫酸カルシウム(CaSO4)が2の重量比で採取できます。このうち、硫酸カルシウムは、凝固作用が緩やかで投入量をはずしてもできあがる豆腐は失敗が少ないためにがりとして使いやすく、塩化マグネシウムは凝固作用が急激、ぼそぼそで救いようのない豆腐になるため、経験を要します。豆腐業者はこれらを混合して利用するようです。

※4 【75〜80度になったら
 適温よりも高くなると、豆腐としてはすぐに固まるのですが、粒子が粗くなり固い豆腐になってしまいます。反面、適温よりも低いと、豆腐の粒子はなめらかになるものの、豆腐が固まらない恐れがあります。

参考文献
 ・さとの雪さんのおとうふに関するQ&A集
 ・北海道立理科教育センターさんのタンパク質の凝固

修正履歴
 ・2004.2.20 にがりの凝固適温を75℃〜80℃に訂正


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