真っ赤なミニトマト。1本の苗木を春先に買うと、たんまりとミニトマトを成らせることができます。そんなミニトマトも、お店で買ってきたミニトマトもいっしょくたにドライトマトにしてみましょう。
トマトに詰まったうまみ成分がさらに濃縮されて、うまみのバクダンができあがります。オリーブのオイル漬けといっしょにワインで食べたり、パスタにトッピングしたりしてもおしゃれ。ミニトマトの赤さで食欲を刺激し、口に含んだ時のうまみでもってしあわせいっぱいになりましょう!!
ドライトマト50gを作るための基本的な材料
用意しておきたい器具
Let’s start!
まずは、ミニトマトを流水で水洗いします。
ミニトマトのへたは、手でクリッとまわして、もぎ取ります。
清潔なタオルで水分を拭き取ります。
写真ではよく見えませんが、ミニトマトを横からみると、トマトのへたのついていた箇所がハート型に盛り上がっていることがわかります。
ミニトマトがハート型に盛り上がっている箇所に包丁を当てて切ると、トマトのタネが入っている水分が多い箇所を切り開くことができます。(右の写真の上2つ) もし、盛り上がっている箇所が判別しにくく、タネの部分をうまく切り開くことができないようなら、上下に切り開くことも1つの方法です。(右の写真の下2つ)
後者の方法では、水分のあるところを目がけて切ることはできますが、タネの部分を切り分けてしまい、トマトのうまみが流れ落ちてしまうこともあるので、できれば、前述の方法がオススメです。
キッチンペーパーでミニトマトの水分を拭き取ります。
乾燥方法には、次の2つの方法がありました。
1.100度のオーブンで1時間ずつ様子を見ながら加熱する方法 2.天日で3日間乾燥させる方法
結果として、100度のオーブン1時間は、天日の1日に相当するような感じに仕上がりました。 (6月の初旬のデータです。地域と季節によって異なります。)
オーブンで3時間、もしくは3日間天日にばっちりとさらしたものです。今度はしっかりとできあがっています。
ここでの「こつ」
※1 【トマトの間隔を開けて並べ】 間隔を開けることで、次の工程で、ミニトマトの水分をキッチンペーパーで拭き取る際の吸水範囲を拡大しています。
※2 【水分を拭き取ります】 レシピの中には、項番6で塩をひとつまみ振りかけて、水分がにじみ出てこさせる方法を案内しているものもありましたが、塩味を嫌う食べ方の際には、舌に塩分が残ってしまうこともあり、オススメできません。また、塩をふりかけても振りかけなくても大差ないできあがり時間で、完成させることができることもオススメしない理由です。
※3 【乾燥方法には、次の2つの方法】 手軽さや、1年中可能な方法は、オーブンを使う方法です。 一方、じっくりと自然の力を使いたい方や、電気代が気になる方は天日をオススメします。 いずれにせよ、見栄えとしての出来映えは大差なく、心持ち、自然の力を利用した天日の方がうまみがあるように思えますが、多分、単にそうあって欲しいという願いが味に影響を与えているのではないかという程度です。(ためしてガッテンの科学の力でみると違いがあらわになるカモ!)