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ホームパーティーにぴったり「ローストビーフ」

 先日職場の関係でホームパーティーに参加しました。スパークリングワインだけというのも私らくしないなぁ、なんて思ってしまい、何を持って行こうかなぁ〜と悩んだ後、前日夜に速成でベーコンを仕込み、当日の朝に早起きしてジンジャーエール、トマトジャム、マンゴージャムを仕込みました。

 ベーコン1つとっても塩蔵、燻製、風乾と工程が多く、速成とはいえ、ポイントを外すわけにもいかず、ほとんど徹夜に近くなってしまったため、なんかもっとパパッとできるレシピを用意しておかなきゃ、ということでコレ。
 基本工程は、牛もも肉の塊に、塩、黒コショウ、にんにくを擦り込んでから焼くだけ。塩加減が難しいということもなければ、燻製に時間がかかったりすることもないお手軽さのわりには、できあがりのインパクトは遜色ありません。いえいえ、多分ベーコン作りにかかる調理工程をご存知ない方には、ベーコンよりも喜ばれることでしょう。このローストビーフを手みやげにワイワイと盛り上がりましょう!

 「パスタにあわてトッピング!」シリーズ の紹介
ベーコン コンビーフ オイルサーディン オリーブのディップソース ミートソース
ベーコン コンビーフ オイルサーディン アンチョビーとオリーブのディップソース ミートソース
辛子明太子 タバスコ ペペロンオイル カッテージチーズ モッツァレラ
辛子明太子 タバスコ ペペロンオイル カッテージチーズ モッツァレラチーズ
トマトケチャップ ドライトマト バター フライドガーリック ローストビーフ
トマトケチャップ ドライトマト バター フライドガーリック ローストビーフ

ローストビーフの基本的な材料

 牛もも肉の塊 500g以上2kg前後迄  黒コショウ 適量  にんにく 1かけら
 塩 牛もも肉の0.8%を目安 牛もも肉が1kgなら8g
※参考情報
  ・塩を手作りするレシピはこちら


Let’s start!

作り方  
【常温に戻す】

 調理する1〜2時間前に牛もも肉の塊を冷蔵庫から出し、ラップで覆ったままの状態で置き、内部温度が常温(20度前後)になるまで戻しておきます。

 ※冬場の気温が低い部屋だと3時間程度かかります。

 できあがりの形を整えたい場合は、たこ糸で縛ります。

 牛もも肉の塊として市販されている肉は、きれいな円柱状になっていることはまれ、というか見たことはありません。大抵、三角柱に近い形状をしていますので、火のとおりを均一にできるようにたこ糸で整えることになります。

【調味】

 塩を表面にまぶし、擦り込みます。強い力で肉に押しつけるようにします。

 塩を擦り込んだ牛もも肉の表面に黒コショウをまぶします。
 さらにすり下ろしたにんにくも擦り込みます。
 鉄製のフライパンを200度程度まで加熱します。表面にうっすらとひいた油が煙りになるようであれば、肉を入れます。
 牛もも肉の表面に焼き目をつけます。表面を焼き固めることで、肉汁(ドリップ)が流れ出すことを抑制します。

 焼き目がつけば、順々にひっくり返していきます。

 両端になる部分も箸でささえながら、立てかけるような形で焼き目をつけます。
 予熱していないオーブンに牛もも肉の塊を入れ、200度で加熱します。

 牛もも肉の塊肉500gで20分、1kg以上の肉では40分〜50分を目安にして、適宜調整します。

10 【焼きあがりの確認】

 焼き上がったら、牛もも肉の塊に鉄製の串を中心部まで差し込み、10秒以上おいてからさっと抜き出し、手のひらやくちびるでぬくもりを確認します。
 冷たく感じるようならオーブンでの加熱を延長します。少し熱めで暖かく感じる程度(55度〜65度)が適度な加熱状態です。

11 【安定させる】

 加熱直後に切り分けようとすると、大切な肉汁がドリップになって流れ出てしまうため、加熱後、いったん室温において30分以上冷まします。(アルミホイルなどに包んでおくといいでしょう)
 この安定させている間にも、うま味の赤い肉汁がしみ出てきます。肉汁はうま味の固まりですので、焼き野菜などを下に敷いて吸収させてもいいですし、キッチンペーパーで取り除いても良いです。

12  よく切れる包丁でスライスします。
13 【できあがり】

 ローストビーフのソースは、オーブンの天板にしみ出た肉汁に醤油 、赤ワイン、バターを加えて煮詰め、塩こしょうでソースにすることが多いのですが、サラダ向けのドレッシングで十分代用できます。

 肉汁あるだけ、醤油 大さじ3、赤ワイン 大さじ1、バター 5gの比率で適宜調整します。

     

ここでのコツ

※1 【鉄製のフライパンを200度程度まで加熱
 テフロン製のフライパンは加熱でテフロンがコーティングされている分の温度を260度以上にしてしまうと、テフロン加工がダメージを受け傷んでしまいます。テフロン加工されたフライパンの適正調理温度は180度が上限ですので、注意しましょう。

参考文献
 1.エイ出版社 自家製大図鑑―肉・乳製品から燻製、調味料まで全100品を網羅 ローストビーフ
 2.婦人生活社 手作り食品全集 楽しく、豊かな洋風・和風・中華風を食卓に
 3.グラフ社 料理のきほん 食の常識 岡山 晄生 コーティング・フライパンはなぜ焦げつく?
 4.[ローストビーフ]のレシピ!簡単な作り方

 


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