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うま味を凝縮して作る本格派「トマトジャム」

 トマトジャムを見かけるようになりました。ネットサーフィンしても、皮付きのままのものや煮込まずにレンジで温めるだけのものなど、バリエーションも豊富なのがトマトジャムの特徴のようです。
 トマトケチャップでは、ハインツの『ジェットコースターでも垂れないケチャップ』を目指して作りましたが、このトマトジャムではそのノウハウを生かし、高級なトマトを使うことなく、普通に市販されているトマトをまず下ごしらえとして煮詰めることから始めました。この一手間により、トマトのうま味をギュッと凝縮させることができ、それから砂糖を加えてジャム化させることで、トマトのおいしさがより濃厚になっています。

 このトマトジャムを使ったタルトもあるようです。トマトの概念を破るこのジャムを口にしたら、次はなにをつくろうかと思案が始まります。。。

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トマトジャム約200gの基本的な材料

トマト 中玉3個(ヘタを取った状態で合計450gのものを使用)
砂糖 60g(トマトの分量の1/7程度)
レモン お好みで大さじ1〜3ほど
※参考情報
 砂糖を手作りするレシピはこちら

用意しておきたい器具

ジャムを保存するための瓶

 

Let’s start!

作り方  
 トマトのへたをくり抜きます。
 くり抜いたヘタの反対側に、包丁で皮の表面部分に十字の切り込みを入れます。
 鍋に熱湯を沸かし、下処理をしたトマトを15秒ほど湯通しします。
 湯通ししたトマトはすぐに冷水に移し、あら熱が取れたら、取り出します。
 十字の切り込みを入れたトマトの薄皮を引っ張ると、写真のとおり不慣れな二男でさえ、スルスルと剥けます。トマトの湯むきといいます。
 次の工程でミキサーにかけた時に、ミキシングしやすいように、トマトをざく切りにします。
 ミキサーで1分間、ミキシングします。
 ミキシングしたトマトソースには、種が含まれていますので、こし器で漉します。こし器がなければ、ザルなどで代用できます。

 煮詰める作業では、効率よく水分を飛ばしたいので、口径が大きめの鍋を使います

 ひとつまみの塩を加えます。ジャムにした時に、このわずかな塩分で、甘さが引き立ちます。

 お好みでレモンの絞り汁(大さじ1〜3)を加える場合は、ここで加えます。

10  絶えず鍋の底から混ぜながら作業を続け、強火で加熱して煮詰めていきます。

 混ぜている限り、強気の強火でもまず、焦げ付くことはありません。(混ぜないでいると、当然焦げます。。。)

11  加熱により、水分が蒸発していくと、徐々に粘度が高まり、液体というよりも固体に近い状態になってきます。

 最初の状態から半量くらいになり、かき混ぜている際に鍋の底が見えだしてきたら砂糖を加えます

12  砂糖を加えると、いったん水を加えたような感じになり、若干ゆるくなりますが、さらに煮詰めていくと、見慣れたケチャップの固さになってきます。
13  コンロの周囲にはじけ飛んだトマトソースです。コンロを汚してしまいました
14  トマトジャムが熱いうちに、瓶詰めします。
15  煮詰めてしっかり固くなっているので、表面はモコモコと盛り上がったままになっているのが見えますでしょうか。
16  トマトジャムのできあがりです。
17  トマトジャムをクラコットに載せて食べてみました。トマトの酸味と、なんとも言われぬうまみがあって、おいしい!!
18  トマトジャムはリッツに載せてもいけるようです。
     

ここでの「こつ」

※1 砂糖を加えます
 
計量してみたところ、今回は最初のトマトの分量(450g)から60%の水分が蒸発し、40%(180g)になった時点で砂糖(60g)を加えていました

※2 【さらに煮詰めていく
 この頃、沸騰したトマトジャムがはじけ、かき混ぜる手の甲に飛んでくることもありますので、ヤケドには注意しましょう。

※3 【コンロを汚してしまいました
 すぐに布巾で拭き取れば容易にぬぐえますので、時間をおかずに掃除しておきましょう。

参考文献
 1.代官山のトマトジャムのお店 Celeb de TOMATO 代官山

 
 

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