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電子レンジで作るラクラク「マグカップケーキ」

 スーパーのお菓子売り場を歩いていたときのこと。子供達がマグカップで作るケーキの素を買いたいと言い出しました。原材料をみると、家にあるものでできそう。さっそく何度か自分で作り、完成したレシピを子供に見せると大喜び。(喜んでいるが、ケーキを与えたわけでなく、与えたのは単なるレシピ…。)

 最初のうちこそ、子供が作る横であれやこれやと助言しましたが、今ではおなかがへると、子供たちだけで各自がマグカップを用意して作りはじめてしまうというシロモノです。簡単で、それでいて、木目の細かいしっとりとしたケーキに焼き上がりますので、朝食用のパンがなかったり、ご飯が炊けていないときにも、パパッと作れてしまうところが嬉しい、お勧めしたいケーキです。

「一度は手作りしてみたいおやつ!」 シリーズの紹介です
白玉だんご だんご わらび餅 きびだんご えびせんべい かりんとう あめ
白玉粉 上新粉 かたくり粉 きびだんご えびせんべい かりんとう あめ
キャンデー ポテトチップス 水あめ スイートポテト ラムネ菓子 カルメ焼き おはぎ
キャンデー ポテトチップス 水あめ ラムネ菓子 カルメ焼き おはぎ
ういろう 水ようかん タルト フラン チョコレート スコーン シュークリーム
ういろう 水ようかん タルト フラン チョコレート スコーン シュークリーム
カステラ ロールケーキ マロンクリーム プリン カップケーキ ミルクレープ スフレ
カステラ ロールケーキ マロンクリーム(マロンペースト) プリン マグカップケーキ ミルクレープ スフレ

マグカップ用カップケーキ 1個分の基本的な材料

小麦粉 25g ベーキングパウダー 小さじ1/2 砂糖 30g サラダ油 大さじ1/2
卵 1個 バニラエッセンス 1〜2滴 or 抹茶小さじ1 他バリエーション多数
※参考情報
  ・小麦粉を調合するレシピはこちら
  ・砂糖を手作りするレシピはこちら

 


 

Let’s start!

作り方  
【材料を混ぜ合わす】

 できるだけ大きな直径のマグカップを用意します。直径が小さいと、電子レンジで焼き上げるときに、バランスを失い、倒れてしまうことも… (^_^;)
 ここに、小麦粉とベーキングパウダーを計り入れます。

 小麦粉とベーキングパウダーが均一に混ざるように、十分に攪拌します。
 ベーキングパウダーは、溶かしたり焼いたりしたときに、二酸化炭素を発生し、生地に気泡を作ります。均一に混ざっていないと、木目の細かい生地に焼き上がりませんから、しっかりと混ぜ合わせます。
【オプションを混ぜる】

 バニラ味ならバニラエッセンスを入れ、コーヒー味なら小さじ1程度のインスタントコーヒーを小さじ1程度の湯に溶かして加えます。他にも、抹茶小さじ1もGOOD。

【砂糖と卵、サラダ油】

 砂糖を加えます。もし、ブルーベリー味にしたい場合は、砂糖の代わりにブルーベリージャムを大さじ2〜4を加えたりすることで、いろいろなバリエーションを楽しむことができます。

 ここに卵を割り入れ、サラダ油を加えます。

【混ぜる】

 生地を混ぜ合わせます。ベーキングパウダーの説明にもあるとおり、ベーキングパウダーは、加熱しなくても二酸化炭素が出始めていますので、混ぜはじめたら、時間をおかずに焼き始めます。

【電子レンジで加熱】

 写真のように盛り上がるため、ラップはせずに、電子レンジで加熱します。加熱時間は、800Wなら1分30秒、600Wなら2分、400Wなら3分です。
 生焼けになるようなら、適宜時間を調整します。
 ※このレシピの分量の2倍、3倍を同時に加熱するときには、電子レンジの加熱時間は、順次2倍、3倍とします

【取り出し】

 マグカップのままでも、もちろん食べられますが、皿にとりだしてトッピングしてもおいしく食べることができます。トッピングには、ホイップクリーム、フレッシュフルーツ、あんこなど。

 写真はプレーンタイプのバニラバージョンと、コーヒータイプのバージョンです。他にも、抹茶味、ブルーベリー味、イチゴジャム味、バナナ味、あんこ味など、様々な味で作ることができます。
 加えるジャムの量は大さじ2〜4の間であれば、おいしいかと思います。
【木目】

 切り口の写真です。まるで、一生懸命泡立てた、本格的なショートケーキの台そのもの。

     

ここでの「こつ」

※1 ベーキングパウダー
 ベーキングパウダーの取り置きがないときに重曹で代用することがありませんか? 実はベーキングパウダーは重曹に比べ、次のような違いがあります。こういったことを知っておくと、失敗が少なくなりますね。 ←スコーンで大失敗した奴 (^_^;

 ・同量を使ったときのふくれる量がベーキングパウダーの方が2倍
 ・重曹を多量に使ったときに現れるような、臭みと苦みがベーキングパウダーにはほとんどない
 ・ベーキングパウダーは、焼いたときなどに黄色く着色しにくい

 このような違いは、ベーキングパウダーに含まれているのが重曹だけでなく、「助剤」としての複数の酸性剤が含まれていることに起因します。この助剤の働きによって、重曹の欠点を改良したものがベーキングパウダーというわけです。

品目 反応式
重曹(炭酸水素ナトリウム、重炭酸ナトリウム) 2NaHCO3+熱 → Na2CO3 + H2O + CO2
ベーキングパウダー NaHCO3+HX(複数の助剤)を混ぜ合わせ → NaX(中性塩) + H2O +CO2
助剤としては、酒石酸、クエン酸、第1リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、フマル酸など
重曹は加熱により反応しますが、ベーキングパウダーは混ぜ合わせることで反応が始まります。つまり、ベーキングパウダーを使うときには、混ぜ合わせたのち、間をおかずに調理に取りかかる必要があることがわかります。

※2 ブルーベリージャムを大さじ2〜4を加え
 冷蔵庫に入れていたジャムを加えるなど、冷たいものを加えるような場合は、生地が冷えてしまい、生焼けになることがあります。このため、電子レンジの加熱時間を30秒ほど延長します。

参考文献
 ・東京ガス 食の生活110番 さんの「重曹」と「ベーキングパウダー」の違い

 
 

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